F1からKERS(運動エネルギー回生システム)がなくなることで、来年のF1では勢力図が通常に戻るだろう。こう語っているのは3度チャンピオンに輝いているニキ・ラウダだ。
ラウダは、大規模チームがKERSへ資金を投入し、結局は無駄に終わったことが2009年に勢力図が変動した原因だと語っている。この変動の結果、現在タイトルを争っているのはブラウンGPとレッドブルの2チームだ。
ラウダはさらに、大規模チームが冬の間にKERSへ集中したことで、これらのチームの空力パッケージが影響を受けたとも語っている。
「ブラウンGPとレッドブルはこの問題を抱えていなかったので、シーズンの半分が終わる前にタイトルは決まったも同然だった」
「来年は全員が同じところからスタートするので、フェラーリとマクラーレンに圧倒的な強さが戻るだろう。ドライバーラインアップも強力になるはずだ」とラウダは加えた。