バトン、予選での戦略ミスを認める

2009年10月18日(日)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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ブラウンGPのジェンソン・バトンとロス・ブラウン(チーム代表)は、かつてないほど長いものとなったブラジルGPの予選で、致命的なミスを犯したと認めた。この予選では、ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)がポールを獲得している。

雨による中断のため2時間30分以上になった予選で、バトンは14番手となった。これにより、今は14ポイントあるドライバーズ選手権でのリードが大きく減ってしまう可能性が高まった。

「ウェット(多量用)がもつと思ったが、もたなかった。判断ミスだ」

「ミスを犯さないことが大切だと思っていたが、われわれは保守的になりすぎていたのかもしれない」F1でも最高の戦略家と言われているブラウンは、こう『BBC』へ語っている。

バトン本人もQ2でインターミディエイト(少量用)に交換しなかったことを後悔しているが、単にライバルほどのスピードがなかったとも語っている。また、誰かのミスではなく「チームワーク」だとした。

これにより、ピットには家族が集まり、スタンドには母国のファンが集結しているバリチェロのタイトルへ向けた道は、大きく開けてきた。

だがバリチェロは、マーク・ウェバー(レッドブル)に競り勝ってポールを獲得できたのは、ウェバーよりも「燃料が少ない」ためだろうと認めている。

セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がタイトルを獲得する可能性は、すでに小さいものになっていたが、予選16番手になったことで絶望的な状態になってしまった。しかしベッテルはあきらめておらず、18日(日)の決勝は「がむしゃらに戦う」と語っている。

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