ジェンソン・バトン(ブラウンGP)の求めている2010年の昇給にブラウンGPが応じる可能性は低いようだ。
ブラウンGPのチーム代表であるロス・ブラウンはイギリスの各紙に対し、新チャンピオンになったバトンは、より自由に個人スポンサーを獲得できるようになるだろうと語った。
ブラウンGPとバトン側は、来季に向けた契約の交渉が行き詰まった状態になっているとの見方が強い。昨年の冬にチーム首脳陣がチームを引き継いだ際、バトンは大幅な報酬カットに応じていた。しかしバトンは現在、来年の報酬を、カットされる前の金額にまで引き上げることを求めているようだ。
マクラーレンへの移籍もうわさされていたバトンだが、『The Guardian(ガーディアン)』紙や『Daily Mail(デイリー・メール)』紙によると、2009年の報酬の約2倍、600万ポンド(約9億円)以上を希望しているとのことだ。
「われわれは、ドライバーに対してより自由な立場をオファーできる。おそらく、これがわれわれの進むべき方向性だろう。ジェンソンには彼自身への支援を獲得する自由が与えられるが、われわれへの義務を果たす必要もある」とブラウンは語った。