F1ドライバーたちが、ジェンソン・バトン(ブラウンGP)は2009年のタイトルにふさわしいドライバーだと語っている。
バトンは6月までに6勝を記録したものの、その後は勝利を重ねることができなかったが、選手権トップの座を何とか守り抜き、タイトルを獲得した。
「彼は、F1にとっていいチャンピオンだと思うし、タイトルにふさわしいよ」
「シーズンの後半の彼は、期待されていたようにポイントを獲得できなかったから、彼が少し調子を落としたと思う人もいるだろうけど、僕は彼が素晴らしい仕事をしていたと思う」
「開幕戦から最終戦まで、シーズン全体を見てみれば、彼が僕たちの中で最高のドライバーだったんだよ。彼は(タイトルに)ふさわしい」2005年と2006年にタイトルを獲得したフェルナンド・アロンソ(ルノー)はこう語っている。
エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)やヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)もアロンソの意見に賛成なようだ。
「彼は常に可能性を最大限に生かして、可能な限り多くのポイントを獲得していたと思う。少ないときも、多いときもあったけど、選手権を勝ち取れるだけのポイントを獲得したんだからね」とスーティルは語った。
「浮き沈みがあったのは確かだけど、彼はうまく状況をコントロールした。クルマが最高の出来であれば、レースに勝てることを証明していたし、クルマが完ぺきでなければ、うまく守る走りをしなきゃいけなかった。彼は常に冷静だったんだよ」トゥルーリはこのように加えている。
また、2007年のチャンピオンであるキミ・ライコネン(フェラーリ)は、こう語った。
「一番多くのポイントを獲得したドライバーが(タイトルに)ふさわしいんだよ。間違いなく彼はふさわしいね」
ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)やマーク・ウェバー(レッドブル)同様、バトンとタイトルを争っていたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、自身のシーズンには一貫性が足りなかったと認めている。
「シーズンを通じて、彼らの方がいい仕事をしていたんだよ」とベッテルは話した。