ロータスの関係者は、同チームと小林可夢偉(トヨタ)を結びつけるうわさの真相について、何もヒントを残さなかった。
ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)、ジャック・ビルヌーブ、クリスチャン・クリエン(BMWザウバー/リザーブドライバー)がすでに、ロータスへの加入をうわさされていた。しかしトヨタがF1からの撤退を決めたことで、可夢偉もロータスのドライバー候補になったと言われている。
負傷したティモ・グロック(トヨタ)の代役としてブラジルGPとアブダビGPに出場した可夢偉だが、見事な走りで評価を高め、もしトヨタがF1参戦を続けていれば、2010年のシートを獲得していたのは確実だったとの見方が強い。
ロータスF1のリアド・アスマットCEOは、ドライバーがロータスを有力な候補として考えていることを、うれしく思うと語っている。
「われわれがこのような見方をされ、コバヤシのようなドライバーが加入を希望してくれていることを、光栄に思っている。これはつまり彼らが、新チームであるにもかかわらず、われわれのことをいいチームだと考えている証拠だ」アスマットは『New Straits Times(ニュー・ストレイツ・タイムズ)』紙へこう語った。