ロータスのトニー・フェルナンデス(チーム代表)は、風洞を使わずにクルマを開発しているヴァージン・レーシングがF1で競争力を発揮できないと考えている。
かつてシムテックのオーナーを務め、1990年代にはベネトンに在籍していたニック・ワースがヴァージンのデザイナーだ。
ワースはヴァージンの2010年型車を、コンピューターとシミュレーション技術のみで開発している。
「(ヴァージンは)これが進むべき道だと信じている。CFD(数値流体力学)ですべてをできるとね」
「私も航空業界の出身だが、そんなことは不可能だ。風洞が必要になる」とフェルナンデスは『Reuters(ロイター)』通信に語った。