メルセデス・ベンツのノルベルト・ハウグ(モータースポーツ副社長)は、ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)と2010年のF1シートについて交渉していることを認めた。
最近には、キミ・ライコネン(フェラーリ)とジェンソン・バトン(ブラウンGP)がマクラーレンの本拠地を訪れていたものの、ヘイキ・コバライネンが残留する可能性もなくなったわけではないと言われている。
「ニック・ハイドフェルドとも話をしている」ハウグは『DPA』通信へこのように語り、さらに続けた。
「メルセデス・ベンツは、経験豊富で能力の高いドイツ人ドライバーと契約するというアイデアを支持する。だが、ドライバー決定を急ぐ理由はない」
メルセデスとブラウンGPの大規模な提携が今週にも発表されるとうわさされているが、メルセデスはブラウンGPへハイドフェルドを送り込もうとしているとの見方もある。
ハイドフェルドは自身の公式ウェブサイト『nickheidfeld.com』で、2009年にはBMWザウバーでいい結果を残せなかったものの、将来の心配はしていないとして次のように語った。
「幸運なことに、チームを運営している人たちは、それ以上のことを見ることができる。将来については楽観的になっているよ」
ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)もすでに2010年の契約を結んでいるとみられることから、ブラウンGPにジェンソン・バトンの居場所はなくなり、メルセデスと2人のドイツ人ドライバーというドイツの”スーパーチーム”が誕生する可能性もある。