ルノー、驚きのドライバー選択の裏にチーム売却の影

2009年12月02日(水)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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ヘレスで始まった若手テストに向けたルノーのドライバー選択に関係者は驚いていたが、このドライバー選択と同チームの買い手候補を結びつける報道がある。

ルノーはエンジンサプライヤーとしてF1にとどまるが、コンストラクターとしてはF1から撤退することを検討していると先月に報じられていた。

『Motorsport Aktuell(モータースポーツ・アクチュエル)』誌は、買い手候補の1人として、ベンチャー・キャピタルであるマングローブの共同創設者、ジェラール・ロペスの名を挙げている。

関係者がルノーのドライバー選択に驚いたのは、ルーカス・ディ・グラッシとベルトラン・バゲットに加えて、オランダ生まれの中国人ドライバー、董荷斌(タン・ホー・ピン)が含まれていたためである。董荷斌は最近、A1GPやスーパーリーグなどに参戦していた。

董荷斌から出された声明では、董荷斌がスポーツ・マネジメント企業グラビティとかかわっていることが強調されていた。

「僕たちは、F1の入り口と呼べるところまでたどり着いた」董荷斌はこう語っている。

『Motorsport Aktuell(モータースポーツ・アクチュエル)』誌はロペスもグラビティにかかわっていると明かしていることから、これで董荷斌がルノーのテストに参加したことも説明がつくだろう。

また、中国の国営テレビ『CCTV』を含めた多くの中国メディアがヘレスでのテストを報じていることにも、大きな意味があるのかもしれない。

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