新規F1チームであるマノーをヴァージンが引き継ぐという正式発表が、間もなく行われるとみられている。
ヴァージンがマノーを引き継ぐことは公然の秘密とされていた。しかしFIA(国際自動車連盟)が発表したエントリーリストでマノーが“ヴァージン・レーシング”になっていたため、このうわさはさらに信憑性の高いものとなった。
他にもヴァージンとマノーが大規模な提携を結ぶことを示唆するヒントはある。F1チームによって組織されているFOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)の理事会にマノーから参加している唯一の人物が、ヴァージンの上級役員であるアレックス・タイなのである。
ヴァージン・レーシングでチーム代表になるのは、マノーの責任者であるジョン・ブースではなく、タイだとの見方が強い。
また、ヴァージンが宇宙旅行を計画しているヴァージン・ギャラクティックの株式32%をアーバルへ売却したことも興味深い。アーバルはメルセデスGPの一時的なオーナーになる企業だ。
タイは最近まで、ヴァージンの宇宙部門で責任者を務めていた。