ホンダは、昨年末のF1撤退を後悔していないと語った。
F1サーカスは現在、ホンダが所有する鈴鹿サーキットへ向かっており、ホンダF1を引き継いだブラウンGPが、鈴鹿で両選手権獲得を決定する可能性もある。
しかし、ホンダの伊東孝紳社長は、2008年以降もF1を継続できるような状況ではなかったため、撤退の決定を後悔してはいないと語った。
「今も(ホンダの)経営は綱渡りの状態にあります。自動車業界はまだ危機的な状態を抜けきれていません」伊東社長は28日(月)、共同通信とのインタビューでこう語った。
伊東社長はさらに、新体制へのスムーズな移行、そしてブラウンGPが今季に見せている活躍ぶりに「感謝」していると述べた。
「(F1)チーム運営の厳しさを痛いほど学びました。F1へ復帰することがあれば、次回はそれを(教訓として)活用する必要があります」伊東社長はこのように加えた。