マクラーレンやフェラーリは、BMWザウバーの後継チームが2010年に14番目のチームとして参戦することを認めるようだ。
先週末の鈴鹿では、グリッドを28台にまで拡大することにウィリアムズが反対していることが明らかになっていた。
14番目のチームを認めるには、すでに決定済みの2010年ルールを変更する必要があり、既存の全チームがこれを拒否することができる。
ウィリアムズが復帰したFOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)は鈴鹿で会議を開き、その場でザウバーチームのエントリーについても簡単に話し合われていた。
FOTAは8月に、BMW撤退後のザウバーチームを救済するため「あらゆる取り組みを支援する」と発表していた。しかし、鈴鹿での会議後にFOTA副会長であるトヨタのジョン・ハウエット(TMG社長)はこの件について、「FOTAの問題ではない」と語っている。
いくつかのチームが2010年には撤退するといううわさもあるため、14チームの参戦を認めるかという議論は無駄になる可能性もある。
しかし、BMWザウバーのマリオ・タイセン(チーム代表)は次のように『Reuters(ロイター)』通信へ語った。
「前向きな答えを得るのは、早ければ早いだけいい。日々刻々と時間は過ぎている」
フェラーリは、2010年に参戦チームが14チームになることに反対していないといわれている。また、マクラーレンのマーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)は、鈴鹿でこのように語っていた。
「FOTAのメンバーであるザウバーを妨害するようなことはしたくない」
「もしそれによってザウバーの状況が明確になるなら、ザウバーを含めた14チームを認めても構わないだろう。だが率直に言って、14チームは多すぎる」