FIA(国際自動車連盟)会長を退任することが決定しているマックス・モズレーは、自身の回顧録にいくつかの衝撃的な暴露話を掲載すると明かした。
モズレーは来週にFIA会長の座を退くが、回顧録が発売されたときには、敏腕弁護士が活躍することになるだろうと『Welt am Sonntag(ヴェルト・アム・ゾンターク)』紙へ語っている。
モズレーは掲載する暴露話について、ナチス絡みとして2008年に大問題となった、性的スキャンダルの出どころに関する自身の意見もその1つに含まれていると示唆しながら、次のように語った。
「私が真実を話すことを、非常に不快に思う人物が何人かいる」
さらにモズレーは、ジャン・トッドかアリ・バタネンが新会長になったからといって、F1の対立がなくなるわけではないとも考えている。
「巨額の資金と利己的な者たちに支配されている状況で、FIAは中立を維持し、力関係のバランスをとり続けなければならない。これは、非常に困難な仕事であるのに、感謝されることはない仕事だ」とモズレーは加えた。