イギリスのロイズ銀行が、新F1チームであるマノーの株式取得を検討しているようだ。
すでにヴァージンから大きな支援を受けることがうわさされており、ヴァージンへチーム名を変更するとも言われているマノーだが、最大で1500万ポンド(約23億円)の株式をロイズへ売却する可能性がある。だがロイズは、公的資金の注入を受けたことで、事実上、国有化されている状態だ。
『The Times(タイムズ)』紙は、この取引にクルマへのスポンサーシップや広告活動は含まれないが、議論を呼ぶことになるだろうと報じた。
「小さくとも健全なイギリス企業への融資を削減しているロイズが、なぜこのように空虚なプロジェクトに資金を投入するのか、顧客は理解に苦しむだろう」と自由民主党のビンス・ケーブルは語っている。
これに対しロイズに近い関係者は、次のように語った。
「これはスポンサーシップや魅惑的なものを目的としているのではない。専門的なエンジニアリング企業の、力強い経営陣を支援するものだ」