ドニントン・パークのイギリスGP開催に向けた最終期限は26日(月)だと報じられていたが、実際は27日(火)が最終期限なようだ。
しかし、ドニントンはすでにイギリスGP開催をあきらめたようで、ドニントンの公式ウェブサイト上にある2010年の”イベントカレンダー”からは、F1がすでに削除されている。
F1の最高権威であるバーニー・エクレストンは『The Gurdian(ガーディアン)』紙へ、正式に最終期限が過ぎるまでは早まった判断をしたくないと語っており、ドニントン側もコメントを出していない。
しかし『The Times(タイムズ)』紙は、エクレストンがドニントンのチャンスは「なくなった」と語っていたと報じている。
ドニントンの計画が失敗に終わったことは、長年イギリスGPを開催してきたシルバーストンにとって朗報と言える。だが、2010年以降の開催を巡るシルバーストンとエクレストンの交渉も行き詰まっている状態だ。
両者が金額面での意見で対立しているとの報道がある。特に、1年ごとにレース開催料を増やしていく割合で意見が一致していないようだ。
シルバーストンのオーナーであるBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)のデーモン・ヒル会長は、ノーサンプトンの『BBC』ラジオへ次のように語っている。
「なんとか契約をまとめられると自信を持っている」
「複数年の契約になる可能性があるが、現実的なものである必要もある」