マリオ・タイセン(BMWモータースポーツディレクター)は、自身の将来をまだ決めていないようだ。
1970年代後半にBMWでのキャリアをスタートさせたタイセンは、10年以上にわたってBMWのF1およびモータースポーツ活動の責任者を務めてきた。
しかし、今週末のアブダビGPを最後にBMWはF1から撤退する。チームは投資グループのクァドバクに買収されたが、タイセンはチームに残留する可能性を否定していない。
タイセンは『SID』通信に対し、次のように語っている。
「これまでも、シーズン後に決断すると言ってきた。その点に変わりはない」
またタイセンは、すぐにBMWがF1へ復帰することはないとも考えているようだ。
「ある企業が戦略的な決断を下したとき、それはある程度続くものだ。次の日になって戦略を変えることなどできない」
「これ以上のことを語れば、単なる憶測になってしまう」とタイセンは話した。