トヨタのF1撤退という衝撃が世界を駆けめぐるなか、ルノーもF1へのかかわり方を検討しているようだ。
ルノーのF1チームからボブ・ベル(チーム代表)とジャン・フランソワ・コベ(マネジングディレクター)が出席し、パリで役員会が行われていた。そのため、ルノーがチームを売却し、エンジンサプライヤーとしてF1に残るのではないかとの憶測が広がっている。
ルノーはクラッシュゲート事件で打撃を受けたものの、ロバート・クビサ(現BMWザウバー)と2010年の契約を結び、レッドブルとのエンジン供給契約も基本的に合意しているとみられることから、トヨタのような完全撤退は可能紙が低いとされている。
「あれほど積極的な動きを見せていたのに、いきなり撤退するようなことがあれば驚く」かつてのF1チームオーナーであり、現在はテレビで解説をしているエディ・ジョーダンは『Sky News(スカイ・ニュース)』へこう語った。
しかし、5日(木)にはルノーのCEOであるカルロス・ゴーンがPRイベントに出席する予定のため、大きな決定はされないとみられている。
またスポークスマンは、今回の役員会が数週間前から予定されていたとして、報道されているような「緊急役員会」という表現は誤りであると語った。