キミ・ライコネン(フェラーリ)は2010年、休暇を取った方がより多額のお金を稼ぐことになるようだ。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌の報道によると、もしライコネンがマクラーレンの出している現在のオファーを受け入れた場合、2010年に1,500万ユーロ(約20億円)を稼ぐことになる。しかし2010年にF1へ参戦しなかった場合、ライコネンは1,700万ユーロ(約23億円)を手にするようだ。
フェラーリとの契約を1年早く解除したことで、フェラーリはライコネンに対し、もし来年のF1でシートを見つけられなかった場合は1,700万ユーロを、シートを見つけた場合には1,000万ユーロ(約13億円)を支払うと約束したようだ。
これを知ったマクラーレンは、ライコネンに対してわずか500万ユーロ(約6億円)のオファーを出しているという。だが、フェラーリからの違約金と合わせれば、ライコネンは2010年も大金を稼ぐことができる。
ライコネンのマネジメントを担当しているスティーブとデビッドのロバートソン親子は現在、契約金を全額支払うことと、スポンサー対応の日数を減らすようにマクラーレンへ要求しているようだ。
マクラーレンの「第2候補」としては、ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)の名前も指摘されている。
最近マーティン・ウィットマーシュ(マクラーレン/チーム代表)は、ハイドフェルドはF1で最も過小評価されているドライバーかもしれないと語っていたが、『spox.com』のインタビューでハイドフェルドは、次のように語った。
「今の段階では、どのチームも否定しないよ」