最近行われたランチ会議の席で、FIA(国際自動車連盟)会長のマックス・モズレーは、アリ・バタネンに面と向かって次期会長選挙でFIA会長として彼が後任となることに対して、バタネンの支援はしないつもりであることを語ったようだ。
パリに拠点を置くモータースポーツの政治団体の会長として16年の任期を務めてきたモズレーは今季限りで退く予定であり、後任には元フェラーリのチーム代表であったジャン・トッドを指名している。
モズレーは、元ヨーロッパ議員であり、世界ラリーチャンピオンのバタネンが、モズレーが公式にFIA会長になるバタネンの望みを支持してくれるかどうか、ランチ会議の際に尋ねたと明かしている。
ウェブサイトの『autocar.co.uk』によるとモズレーは次のようにも明かしたという。「私はこう言ったんだ。君には経験がない。これまで何も運営したことがないじゃないか。もっとも小さな組織でさえ責任を負ったことがない。それに、君にはどのようにしていくかコンセプトが見られない。自分のラリーマシンでさえ操作していない。していたのはコ・ドライバーなんだから」