FIA会長選、非難合戦の展開に

2009年10月16日(金)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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FIA(国際自動車連盟)会長であるマックス・モズレーは、アリ・バタネンの非難に反論している。バタネンは、フランスの法律に違反しており、自身のことを中傷したとしてモズレーを非難していた。

メディアに漏えいした書簡の中でバタネンは、対立候補であるジャン・トッドを支持しているモズレーに懸念を示し、法的な問題に発展する可能性もあると警告していた。

しかし、FIAが16日(金)に公開した返信の書簡でモズレーは、7月の昼食の際にバタネンが「繰り返し支援を求めてきた」ことを明かし、偽善だとしてバタネンに反論している。

またFIAは声明の中で、「すべての候補者に対して、ネガティブ・キャンペーンや、メディアへの漏えいをしないように」求めている。

モズレーはバタネンへの書簡の中で、トッドを支持しているのは個人的な意見に過ぎず、ヨルダンのフェイサル王子へ送った書簡の中に中傷的な要素があるとバタネンが考えていることには驚いたとも語っている。

「フランスの法律にしろ、他の法律にしろ、退任を控えた者が、自分の後任者に誰がふさわしいか個人的な見解を述べることを禁じる法律など、私は知らない」とモズレーは主張した。

さらにモズレーは、トッドのためにFIAの資源が投入されたとのバタネンの主張を「野蛮で無責任なもの」と非難し、逆にバタネンが他の基金を利用して利益を得たと非難している。これにより各クラブが、バタネンを支援するために集まることができたとのことだ。

「こういった直接的な財政支援が合法なのか助言を求めてみるべきだろう。不適当ではあるが、違法ではないという返答が返ってくるはずだ」とモズレーは加えた。

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