バタネン、FIA会長選での勝利に自信

2009年10月03日(土)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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現職のFIA(国際自動車連盟)会長マックス・モズレーが、今月末に迫ったFIA会長選挙でアリ・バタネンは”大敗を喫する”と言い張った件について、バタネンが反論している。

1993年以来FIA会長を務め、フェラーリの元チーム代表であるジャン・トッドを自らの後任に望むモズレーは、現行の体制における堕落ぶりに対するバタネンの姿勢を、流出した文書の中で批判していた。

しかし、1981年の世界ラリー選手権チャンピオンであり元欧州議会議員のバタネンは、現政権は潮の変わり目を読み違えていると考えている。

「こういったことは小さな選挙でも起こることだが、バラク・オバマ的なことが起こっているのだ。すでに半数以上の投票を獲得できていると信じており、流れが変わった傾向が確かにある」57歳のバタネンは『The Guardian(ガーディアン)』紙にそう語っている。

このところの出来事はヨルダンのアンマン特別自動車会議に端を発しており、その場で同会議はモズレーとトッドに反抗する姿勢とバタネンへの支持を明確にしていた。

モズレーがヨルダンの王族に送った書簡が侮辱的な論調だったことに怒りを見せ、アラブの自動車関連官僚たちの多くは声高にバタネンを支持していると言われる。

バタネンが出席したことでモズレーから冷遇された同会議の結論は、10月23日(金)のFIA会長選において、独立したオブザーバーによる監督を求めるものだった。

「民主主義、透明性、完全性を求めるわれわれは、匿名投票と第3者機関の監督下において、この選挙が公平かつオープンな環境で実施されることを確実にしなくてはならない」と、ヨルダンのファイサル王子は声明につづっている。

2日(金)の遅くに発表されたFIAの声明では、バタネンとトッドは互いに選挙監査員を任命することができ、(選挙の)全過程は”通常通りフランスの執行士が監督する”と表明されている。

その一方でウガンダのモーターレース関係者ジャック・ワバムンノは、バタネンへの支持を取りやめるようにトッド支持者から”脅迫”めいた”プレッシャー”を受けたと明かした。

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