日本GPを週末に迫った今週、パナソニック・トヨタ・レーシングのサードドライバー、小林可夢偉がTopNewsの独占インタビューに応じた。今シーズン参戦したGP2や、来季について語った。
Q:GP2アジアシリーズチャンピオン獲得おめでとうございます。改めて、タイトル獲得時の心境をおしえてください。
小林可夢偉(以下、可夢偉):残念です。ヨーロッパ(メインシリーズ)が取れなかったので。アジアは取れて良かったのですが、ヨーロッパで取れなかったので、残念です。本当に残念です。
Q:ヨーロッパでのメインシリーズになると、トラブル続出や他車との接触などで思うようなレースができなかったと思います。ポイントが取れないという焦りはありましたか。
可夢偉:焦りはありませんでした。焦る前に、ポイントを取れるところでレースができなかったのです。本当に残念です。これほどひどいシーズンはありませんでした。
Q:原因は何だったのでしょうか。
可夢偉:原因が分かっていたら、上位でレースをしていたと思います。何が原因だったとは、今でも分かりません。クルマも良くありませんでした。何をやってもダメでした。フリー走行の時間が短いためギャンブルして、根拠もなしにこれならいけるだろうと決めて走ってみてもダメでした。迷宮入りでしたね。
Q:メインシリーズでは、中団からのスタートが多く、クラッシュに巻き込まれる可能性が高くなりますが、うまくかわしていました。やはり、冷静さを欠いていない精神力の強さでしょうか。
可夢偉:冷静さも第一ですが、ときには勢いが大事だと思います。勢いがなければ前に行けないのです。突っ込んだ結果、ダメだったときもありました。
Q:第5戦ドイツGPでようやく表彰台にあがりました。そのとき、正直ホッとしましたか。
可夢偉:表彰台はそれだけでした。まったくホッとしませんでした。スタートで前に行けただけしたが、それ以外は本当に遅かったです。雨のレースだったのですが、雨でもクルマは遅かったのです。
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