2009年F1第15戦日本GPが10月2日(金)、鈴鹿サーキット(1周/5.807km、4日決勝53周/307.573km)で開幕し、14時から90分間、プラクティス2回目が行われた。
10時から行われた1回目のフリー走行では、ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)がトップだった。また、今回が母国グランプリとなる中嶋一貴(ウィリアムズ)が2番手に入っていた。さらに、ティモ・グロック(トヨタ)が体調を崩したために出走を取りやめ、急きょサードドライバーの小林可夢偉が初日を走ることに決定。可夢偉は1回目のセッションを19番手で終えている。
セッション開始時の天候は雨、気温22℃、路面温度23℃。強い雨が降っていたため、セッション終盤まではほぼ全車がガレージにとどまったままだった。セッション終盤になると多くのドライバーが走行を始め、セッション終了直前に次々とトップが入れ替わる中、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)がトップに立った。結局スーティルがトップのままセッションが終了。スーティルのタイムは1分47秒261だった。
2位から5位までの結果は次の通り。
2位にセバスチャン・ベッテル(レッドブル)1分47秒923、3位にビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)1分47秒931、4位にルイス・ハミルトン(マクラーレン)1分47秒983、5位に中嶋一貴(ウィリアムズ)1分48秒058。
トップ5位以外の日本勢は、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)が8位、小林可夢偉(トヨタ)が12位だった。
【セッションレポート】
セッションが始まると、まずはハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)がコースへ出てきた。その後セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)もコースインしたが、両ドライバーともコントロールラインを通過することなくガレージへ戻った。アクアプレーニング現象が起きるほどの雨が降っているため、各車ともガレージにとどまったままとなっている。
スタッフと談笑するドライバー、テレビのインタビューを受けるドライバー、カメラマンのカメラをのぞくドライバーなど、思い思いに時間をつぶしている。
残り約30分、フェルナンド・アロンソ(ルノー)がコースへ出てきた。だがアロンソは、タイムを計測することなくピットへ。アルグエルスアリもコースに入っている。アルグエルスアリは走行を重ねているが、かなり慎重な走行だ。ロメ・グロジャン(ルノー)もコースに入ったが、タイムを計測することなくピットへ戻った。アルグエルスアリもピットへ戻っている。
残り約15分、再びアロンソがコースへ入った。これをきっかけに、各車が次々にコースイン。残り約10分の段階では、8台がコース上にいる。
残り5分、多くのドライバーがコース上にいるが、この時点でのトップはアロンソ。残り約2分のところでブエミがトップに。その直後、中嶋がトップタイムを更新した。だが、そのタイムもルイス・ハミルトン(マクラーレン)、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)に更新されてしまった。
結局、スーティルのタイムを更新するドライバーは現れず、このセッションのトップはスーティルとなった。なお、ブラウンGPの2台、ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)はガレージから出てこなかった。
日本GPプラクティス3回目は明日3日(土)、11時から行われる。