F1で新たなスパイ事件が巻き起こりそうだ。
スイスの『Motorsport Aktuell(モータースポーツ・アクチュエル)』誌によるとフォース・インディアは、ロータスの2010年型車の風洞モデルがフォース・インディアのVJM02に酷似していることを懸念しているという。
この2チームに共通しているのはマイク・ガスコインの存在だ。ガスコインはロータスのテクニカルディレクターだが、以前はフォース・インディアに所属していた。
フォース・インディアはイタリアのエアロラブ社に対する多額の負債を抱えているとみられるが、現在はガスコインがエアロラブの風洞施設を使用している。
フォンドテックとダラーラが建設したエアロラブの施設でフォース・インディアが作業を終えたとき、風洞モデルが残されたままになったようだ。ガスコインは現在、エアロラブ/フォンドテックと共同でロータスF1のプロジェクトに取り組んでいる。
「法的な問題があるとしても、それはフォンドテックとフォース・インディアの問題だ」ガスコインはこのように語った。