バーニー・エクレストンは、来月に予定されている世界モータースポーツ評議会が今日開催されていたら、イギリスGPは2010年のカレンダーから消えていただろうと警告した。
ドニントン・パークでのグランプリ開催は不可能になったが、F1の最高権威であるエクレストンとシルバーストンとの交渉も、商業面の条件での対立が解消できずにいる。
2010年シーズンの最終的な開催カレンダーは、12月11日(金)に統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の承認を受ける予定になっている。
「世界評議会が開かれるが、(イギリスGPを)削除することになる。そうしかない」
「もし契約を結べなければ、そうせざるを得ない」
「開催実現に向けて、かなりの時間を費やしてきた。だが、シルバーストンと例外的な契約を結ぶつもりはない。なぜそんな必要がある?」エクレストンはこのように語った。
しかし、ドニントンの管財人がリース権の売却を示唆したことから、エクレストンは1年だけイギリスGPを開催しないという可能性も示している。
だがエクレストンは、シルバーストンと合意を結べる可能性が「高い」とも語った。
「条件の問題ではない。彼らに投資し、リスクを負う準備が投資家にあるかが問題だ」とエクレストンは加えた。