シルバーストンの首脳によると、来年のイギリスGPのチケット販売は記録的に好調な売れ行きになっているようだ。
ドニントン・パークでの開催計画が失敗し、F1最高権威バーニー・エクレストンとの交渉も長引いたため、シルバーストンは今週になってようやくチケット販売を開始していた。
しかし、シルバーストンのマネジングディレクターであるリチャード・フィリップスは、この24時間で6,500枚弱ものチケットが売れ、驚いたと語っている。
世界的な不況のさなか、百万ドル単位の長期契約を結んだことを懸念する意見もあったが、このチケット販売により、シルバーストンは200万ドル弱(約1億7,600万円)を手にしたことになる。
「もっと早く発売できなかったのは残念だが、適切な契約を結ぶ必要があった」
「われわれには、優れたチーム、素晴らしいサーキット、そして最高のファンがいる。(マクラーレンに所属する)2人のイギリス人チャンピオンとともに、成功させられると確信している」フィリップスは『The Sun(サン)』紙へこう語った。
2010年のイギリスGPはサッカーのワールドカップ決勝と同じ日に開催されるが、レース後にワールドカップを観戦できるよう、巨大スクリーンを設置するとフィリップスは語り、熱狂的なサッカーファンの来場にも期待していた。