インド出身のカルン・チャンドックは、フォース・インディアから12月の若手テストに起用されなかったが、「失望はしていない」と語った。
チャンドックと、インド人の父親を持つニール・ヤニは、ヘレスで行われる若手テストにフォース・インディアから参加するとみられていた。
しかしフォース・インディアは24日(火)、メルセデスからDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦しているポール・ディ・レスタと、アメリカ出身のJRヒルデブラントがテストに参加することを発表した。
チーム代表のビジェイ・マリヤは、「国籍は最優先の判断基準ではない」と語っている。
また、ディ・レスタかヒルデブラントのどちらかが、2010年のフォース・インディアでテスト兼リザーブドライバーになるとみられる。
だが、チャンドックとヤニは最近、フォース・インディアからの指示でマクラーレンのシミュレーターでのテストを行っていた。さらに、チャンドックの父ビッキーとマリヤは、インド・モータースポーツ・クラブ連盟の関係者であるため、親しい間柄だ。
それでもチャンドックは、フォース・インディアのテストを逃したことに失望していないと語った。
「そのことについては話したし、僕はフォース・インディアのために何かをしたいと伝えた。でも、彼らが選んだのは他のドライバーだった。それが彼らの決断だし、僕は失望していないよ」チャンドックは『DNA India(DNAインディア)』へこう話している。