トヨタ、F1撤退の可能性は?

2009年10月01日(木)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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トヨタ自動車株式会社がF1からの撤退を決断する可能性があることを、山科忠チーム代表が示唆した。

深刻な損失からトヨタのF1参戦を危ぶむ声もある中、山科氏はF1参戦にかかる費用が問題となっていると述べた。

「F1を、多くの資金を必要としないものへ変える必要があります」山科氏が東京の記者会見でこのように語ったと『読売新聞』が報じている。

トヨタのジョン・ハウエット(TMG社長)は、FOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)系チームによるコスト削減への取り組みを先導してきた。だがハウエットは、FIA(国際自動車連盟)会長であるマックス・モズレーの予算制限案に反対する中心的人物の1人でもあった。

「(トヨタ)本社との関係を考えながら、さまざまな問題を考慮しなければなりません」山科氏はこう加えた。

ケルンに本拠地を置くトヨタチームは、2012年末までの効力がある新コンコルド協定に調印したが、チームの2010年予算はまだトヨタ自動車の役員会から承認を得ていない。

承認を得るのは、早くて11月の会議の際だといわれている。

そのため今週、チームはドライバーと来年の契約を交わす状況に至っていないことが明らかとなった。

ティモ・グロック(トヨタ)の契約における2010年へ向けたオプションの期限が切れるというニュースを、グロックが「解雇」されたものと受け取る者もいるが、グロックはドイツのメディアへ次のように語っている。

「トヨタがまだはっきりしないので、僕は他のチームも見て回れるよ」

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