ロバート・クビサ(BMWザウバー)が、来年にルノーへ移籍する契約にサインしたといわれているが、もう1人のトップドライバーの将来は随分と不安定なものになっている。
フェラーリとの2010年契約解除に合意した後、キミ・ライコネン(フェラーリ)は動き始め、2002年から2006年まで在籍したマクラーレンへの復帰が広く予測されている。
しかし1日(木)、ライコネンは鈴鹿で報道陣に対し語り、来年もF1にとどまるか明言しなかった。
「参戦するかもしれないし、しないかもしれない」
「小規模チームに行くつもりはない。僕の唯一の目標は世界チャンピオンシップを賭けて戦えるチームでチャンスを得ることだ。そうでなければ、F1に居る意味がない」ライコネンはこう語った。
ライコネンは、マクラーレンと合意の可能性があることを示唆したが、ラリーへの情熱が大きくなっていることも示唆した。
「チャンスはあるけど、F1でのチャンスもある。どうなるかはわからないよ。いつかは決定を下すだろう。来年のスタートまでにはね」
マクラーレンについて尋ねられたライコネンはこう付け加えた。「彼らに関して悪いことは何もない。僕らはずっと良い関係で来たのだから。これはチャンスだけど、これまでこういったことについてじっくり考えてこなかったんだ」