イギリスGP開催契約を維持しようとするドニントン・パーク最後の試みが、今でも続いているようだ。
ドニントンにとって、すべての最終期限がすでに過ぎたと報じられ、シルバーストンでの開催継続の交渉が再開している。しかし『Daily Express(デイリー・エクスプレス)』紙は、ドニントンの責任者サイモン・ジレットがまだあきらめていないと報じた。
『Daily Express(デイリー・エクスプレス)』紙によると、ジレットはF1の最高権威バーニー・エクレストンが指定した銀行口座に1,200万ポンド(約18億円)もの巨額を入金しており、グランプリ開催契約はまだ有効だと語っているようだ。
エクレストンはすでに、何度も期限を延長してきたが、ジレットの入金は27日(火)の「終業時間後」だったため、処理されなかったとも伝えられている。
エクレストンはコメントを出していないが、2010年の開催を巡るシルバーストンとエクレストンの交渉もうまくいっていない。
また、シルバーストンのオーナーであるBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)のデーモン・ヒル会長は、F1のカレンダーからイギリスが消える可能性を認め、『BBC』ラジオの『Five Live(ファイブ・ライブ)』へ次のように語った。
「可能性としては、もちろんある」
「シルバーストンにグランプリを開催する義務はないし、イギリスのためにレース開催料を割り引くのはバーニー・エクレストンの仕事ではない」