政府関係者、イギリスGP存続を訴える

2009年10月30日(金)Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加
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イギリス政府の関係者が、バーニー・エクレストンに対して今週、イギリスGPの存続を訴えていたことを明かした。

ビジネス担当大臣であるピーター・マンデルソンは『The Times(タイムズ)』紙へ、F1の最高権威であるエクレストンへ電話したと語った。これは、ドニントン・パークが結んでいた2010年からのイギリスGP開催契約が解除され、シルバーストンとの交渉も難航しているとの報道を受けてのことだ。

「イギリスにとってのF1とイギリスGPの重要性を強調しておいた」とマンデルソンは語っている。

しかしイギリス政府は、グランプリ開催へ直接的な援助をしていない。

「これ(イギリスGP)は、イギリスの伝統であり、開催を存続させるための努力がなされるべきだ」

「バーニーは、イギリスGPを存続させるために、できることはすべてやると言っており、私は安心することができた」とマンデルソンは加えた。

アブダビにいるエクレストンは、2010年のイギリスGP開催契約がまだ結ばれていないことを認めている。しかし興味深いことに、シルバーストンとは根本的な意見の相違がないとも語った。

「実際には(意見の相違は)ない。私に限って言えば、何も問題はない」とエクレストンは話している。

F1の分裂騒動の際、実際に分裂することはないと語っていたフランク・ウィリアムズ卿(ウィリアムズ/チーム代表)は今回、来年のイギリスGPのためシルバーストンに行くことを確信している。

「シルバーストンはF1に残り続ける。最高のサーキットなのだから、グランプリ開催を維持する価値はある」とウィリアムズは『Gulf News(ガルフ・ニュース)』へ語った。

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