ブラウンGPのロス・ブラウン(チーム代表)は、チームのドライバーであるジェンソン・バトンに対し、個人スポンサーによって収入を得る自由を与えると語っていた。しかしバトンのマネジメント側は、このアイデアを気に入っていないようだ。
ブラウンGPとバトン側は、2010年の報酬に関する交渉が難航しているとみられるが、ブラウンは今週、「ドライバーにより大きな自由を認めることも」できると語っていた。
マクラーレンへの移籍もうわさされているバトンだが、イギリスでの報道によると、2009年は約300万ポンド(約4億5,000万円)を稼ぎ、来年に向けては600万から800万(約8億9,000万円から11億9,000万円)を求めているという。
「われわれは非常識なものを要求しているわけではない」
「ホンダが昨年の11月に撤退する3ヶ月前、ジェンソンは契約にサインしており、今のわれわれが求めている以上の金額を得られるはずだった」
「当時と同じではないと認識しているが、彼は今やワールドチャンピオンであり、チームを取り巻く環境も変わった」バトンのマネジャーであるリチャード・ゴダードはこのように『Express(エクスプレス)』紙へ語った。
F1の最高権威であるバーニー・エクレストンは、バトンとルイス・ハミルトン(マクラーレン)がチームメートになる可能性よりも、バトンとブラウンGPが意見の対立を解決させる可能性のほうが高いだろうと語っている。
「1つのチームに2人のチャンピオンがいるのは、F1にとって理想的な状況とは言えない。今はブラウンGPとバトンも意見が対立しているが、きっと解決できるだろう」とエクレストンは語っている。