真新しいシャシーを手に入れたルイス・ハミルトン(マクラーレン)は、25日(金)の問題を乗り越えた。26日(土)に行われた予選前の最終フリー走行でトップタイムを記録したのだ。
24時間前、この市街地サーキットでチームメートのヘイキ・コバライネンのペースに追いつけなかったハミルトンだが、単に「望んだほど速くなかっただけだ」と認めていた。
同じ頃、マクラーレンのメカニックはハミルトンのMP4-24のシャーシに搭載されていたKERS(運動エネルギー回生システム)のケーブルに問題を発見していた。
「それを修理するのはあまりに複雑すぎたようだったので、シャシーごと交換することにした」チーム代表のマーティン・ウィットマーシュは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』にこう語った。
ブラウンGPの状況は、もっと深刻であった。ジェンソン・バトン(ブラウンGP)が、チームメートのルーベンス・バリチェロとの緊張が高まっているとの報道がつづいているが、数字上は来週末の鈴鹿でタイトル争いが終わる可能性もある。
26日のフリー走行終了時、バトンはマシンのコックピットから興奮しながら降りてきた。
バトンはわずか14位で、心配げにチーム無線を通してこのように訴えていた。
「いったいマシンに何をしたんだよ?」